【プロバスケ】5年目を迎えたB.LEAGUE リーグ発足までを改めて
B.LEAGUEとはwww.bleague.jp
B.LEAGUEとは、2015年に設立され2016年に開始した国内男子プロバスケットボールリーグである。
B1・B2に分かれ、B1のチームはチャンピオンシップに向けて争い、B2のチームはB1への昇格プレーオフに向けて争う。更にB2の下にB3リーグがあり、ここで好成績を残し、ライセンス等の条件を満たすとB.LEAGUEに加盟できる。
発足の経緯
それまで日本のプロバスケットボールリーグはbjリーグとNBLの2つのリーグが存在していた。しかしこの状況を問題視したFIBA(国際バスケットボール連盟)がリーグ一本化とJBA(日本バスケットボール協会)のガバナンス改善を2008年より再三求めてきたが、リーグとJBAは方向性を示すことは出来なかった。2014年、遂にFIBAより資格停止処分を受けることとなり、全ての日本代表チームの国際試合出場が停止された。
これを受けて、FIBAはJリーグ設立に大きく貢献したJリーグ初代チェアマン川淵三郎氏を代表とするタスクフォースを設置し、両リーグの統合を検討、新リーグとなるB.LEAGUEを設立した。その後日本代表チームは国際試合出場が可能となった。
なぜ2つのリーグに分裂したのか
日本のバスケットボールのプロ化を初めて検討したのは1993年の事だった。それから3年後、これまでの日本リーグからJBL(日本バスケットボールリーグ)として改組され、外山英明、長谷川誠の二人が日本人として初のプロ契約選手となった。そして2000年、初のプロチーム、新潟アルビレックスが誕生し、2001年には将来のプロ移行を目指し、ホームタウン制などを盛り込んだJBLスーパーリーグを新たにリニューアルさせた。しかし他チームはプロリーグ化に難色を示したままであった。
転機が訪れたのはプロリーグ化が検討されてから10年以上経った2004年のことであった。以前よりプロリーグ化を推進していた新潟を中心としたプロリーグ設立研究会は、プロリーグ化に関してJBLに回答を求めたが具体的な回答は出ず、進展もなかったため同年8月9日、新潟とさいたまブロンコスはJBLから脱退し、プロ組織による新リーグ設立する方針を示した。
同年11月24日、新潟とさいたまは他4チームを加え新リーグであるbjリーグを設立したと発表した。
2005年、日本バスケットボール協会は新JBLとして2007~2008シーズンよりJBLスーパーリーグを中心としたプロリーグ化を目指す方針を示した。しかしプロリーグ化は頓挫、プロアマ混在のリーグとして改めてプロ化を目指していくことになった。
その後
その後も協会内での内紛、クラブの経営悪化、企業チームのプロ化への反対など様々な問題が噴出し、本当の意味でのプロリーグ化は最初に検討されてから実に22年もの年月を費やしたのであった。